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2023.12.26 人材育成

【サイエンスカフェ】武田友孝 先生「噛みしめとスポーツパフォーマンスとの関係」ご講演

IPUスポーツ科学センターの公開講座として、「第4回IPUスポーツ科学センター サイエンスカフェ」を開催いたしました。

12月8日(金)「噛みしめとスポーツパフォーマンスとの関係」のテーマで武田友孝先生(歯学博士/東京歯科大学客員教授 /日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト/日本スポーツ歯科医学会 理事/日本臨床スポーツ医学会 理事)にご講演いただきました。

「噛む」ことは、食べたものの消化吸収を円滑にしたり、唾液の分泌を促すため虫歯等の口腔内のトラブルの予防にも繋がります。さらに、近年では、噛むこと「スポーツクレンチング」はスポーツにもよい効果を発揮することがわかってきました。今回の講演では、 スタートダッシュへの噛みしめの影響や運動時のマウスピースの呼吸への影響について検証しました。
その結果、噛みしめることは、スタートダッシュの初速や大腿の筋活動に影響しうることがうかがえ、運動時のマウスピース装着は、酸素摂取量に影響を与えるものではないことがうかがえました。

学生たちは、スポーツ活動中の噛みしめやマウスピースの装着について、講演や検証実験を通して理解を深めることができるなど貴重な機会となりました。

マウスピースの作成には、東原慶和先生(環太平洋大学スポーツ科学センター客員教授/岡山県歯科医師会/日本歯科医師会 スポーツ歯科委員会委員/日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト協議会 理事)にご協力いただきました。