研究レポート

2022.03.16

2021年度卒業研究紹介【女子柔道部】

1. 谷口由夏、「普段の食生活にビーガン食を取り入れることが疲労回復に与える影響」
(学問分野:スポーツ栄養学)
 本研究は、ビーガン食が、睡眠の質や疲労の回復にどのような影響を与えるのか検討し、アスリートにとってより良い体調管理方法に関する知見を得ることを目的として行った。
 その結果、通常食時よりもビーガン食の方が朝の疲労度が有意に低値を示した。Kohsakanらはマウスを使った実験において、カロリーの過剰摂取は体内時計を乱す恐れがあると述べられている。このことから被験者4は、食事介入によりカロリーの過剰摂取を防ぐことで、睡眠時の体への負担を減らすことができた。よって、ビーガン食で睡眠の質を向上させることができると考えられる。

2. 田中そら、「パフォーマンス向上につながる音楽の活用方法」
(学問分野:スポーツ心理学)
 本研究では、運動パフォーマンスに焦点を当て、日常生活、練習、試合の3つの場面におけるレギュラーと非レギュラーの違いから,パフォーマンス向上につながる音楽の活用方法について検討した。
 その結果、競技レベル別による大きな差が見られないということは、自分の状態を知るという「把握」、自分にあった音楽を見つけるという「発見」、発見した音楽を意図を持って「聴く」ということ、それを練習場面や試合場面で「活用」するという4つを繰り返すことがパフォーマンス向上に有効であるといえる。つまり、日常的に音楽を聴く狙いと、その効用を意識した聴き方は「音楽を聴く=求める状態になる」といった音楽のルーティン化につながるという結論に至った。

3. 野間陽、「柔道の競技力とストレスマネジメント力との関係について」
(学問分野:スポーツ心理学)
 本研究では、ストレ スマネジメント力が柔道の競技力に及ぼす影響につい て検討した。
 その結果、柔道の競技力とマネジメント力に高い相互関係があることがわかった。競技力の高い選手とそうでない選手は身体的ストレスには大きな差は感じられないが、心理的ストレスには差があることがわかった。さらに、対処法でも同じ対処法を行っていても、競技力の高い選手は、柔道を楽しむ気持ちを忘れずにストレスと感じる部分でも楽しさに変えて対処しているのではないかと言える。


研究は、自ら仮説を立てて、データや調査を行い、実証していきます。
体育学科では、自分の所属する部活動を対象とした研究を進める事ができます。
卒業研究はその集大成です!
パフォーマンスを高めたい選手は、いつも練習やトレーニングで行っていることかもしれません。
その自分の知見を後輩たちや未来のアスリート達へ伝えていきませんか。
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(作成 体育学科 片桐夏海)