お知らせ

2021.02.15 競技サポート

アスリート歯科エビデンスプロジェクト

アスリート歯科エビデンスプロジェクトでは、マウスガードの着用と身体パフォーマンスとの関係について検討しています。
本学の女子ソフトボール部員と男子硬式野球部員を対象に、マウスガードを装着した場合と、装着しない場合の投球動作時の筋活動の測定、球速や回転数の測定、3D動作解析を行っています。

マウスガードの装着により、投球速度がアップした者では、左右の咬筋の活動量が有意に増大しました。
一方で、マウスガードの装着により投球速度がダウンした者では、両側ないしは一側の咬筋の活動が低下しました。
マウスガード装着の有無による球速と咬筋活動量には、相関関係が認められました。
これらの研究成果は、第31回日本スポーツ歯科医学会にて発表しました。

現在は、マウスガード装着と頸部や体幹の安定性について詳細に検討しています。