研究レポート

2022.03.14

2021年度卒業研究紹介【サッカー部】

2021年度体育学部体育学科「卒業研究」にて、【サッカー部】をテーマにした研究になります。
サッカー部のパフォーマンス向上のため、また普及に対して有意義な研究となりました。
ぜひ、概要を読んでみてください‼

1. 川野拓馬、羽佐間流哉「大学サッカー選手における食生活が競技パフォーマンスに与える影響」(上図)
(学問分野:スポーツ栄養学)(担当教員:保科)
 本研究では、大学生サッカー選手の食意識に焦点を当て、所属カテゴリー及び学年と食意識・食行動の関りを調査することによって、競技力向上における食事の重要性を明らかにすることを目的とした。
 その結果、競技力の高いグループほど食意識の高い傾向にあることが分かった。一方で、競技力の低いグループに所属している食意識の低い選手達の食意識・食生活を改善させることで、サッカー部全体の競技力の底上げを図ることができると言える。そのためには、管理栄養士による栄養指導や現在、使用しているコンディション管理アプリをさらに活用していくことなど、サッカー部として選手を支えることが必要になってくると考えられる。

2.村中諒貴「サッカーにおけるエリア別ポジションの足関節捻挫の発生割合と要因」 (左下図)
(学問分野:スポーツ医学)(担当教員:早田)
 本研究では、サッカーにおけるエリア別、ポジション別に調べることによりサッカーにおいて、足関節捻挫がどのエリアで多くどのような場面で受傷しているかを明らかにすることを目的とした。
 中央のエリアの受傷者が多い結果となった。また、足関節捻挫を受傷した足を調査すると利き足を受傷する選手が多く見られた。足関節捻挫の受傷者は中央エリアが多く、CBが多い結果となったため、接触プレーによる足関節捻挫の受傷が多いのだと考える。また、利き足を受傷する選手が多いため、ボールを蹴る際にバランスを崩し着地時に受傷すると考察された。しかし、先行研究ではボールを蹴る際の軸足を受傷する選手が多い研究結果となっており異なっていた。この結果はプレミアリーグと日本のアマチュアでのインテンシティの違いにより結果が異なるのだと推測される。

3.鈴木生太、黒木蓮「 フィジカルテストからみたパフォーマンス向上に必要な体力要素 K 大学サッカー部と U-20 日本代表チームとの比較」 (右下図)
(学問分野:体力学、トレーニング科学)(担当教員:廣重)
 本研究では、K大学サッカー部を対象としたフィジカルテストの測定およびその測定結果から、同世代のトップクラス選手との各体力測定値を比較し、課題等を抽出すること目的とした。形態測定および体力測定について1. 体脂肪率および筋量測定、2. スプリント能力、3. 跳躍能力、4. 間欠的持久能力を行った。
 その結果、中国地方で最も競技力が高いK大学サッカー部とU-20 日本代表の形態および体力を比べ、全測定値においてU-20 日本代表の方が高い水準を示し、特に体脂肪率、全身筋量、間欠的持久能力について差が大きいことが明らかになった。本研究結果はパフォーマンスを高めるために特に重要となる形態および体力要素を示唆したものであったと考えられる。



研究は、自ら仮説を立てて、データや調査を行い、実証していきます。
体育学科では、自分の所属する部活動を対象とした研究を進める事ができます。
卒業研究はその集大成です!
パフォーマンスを高めたい選手は、いつも練習やトレーニングで行っていることかもしれません。
その自分の知見を後輩たちや未来のアスリート達へ伝えていきませんか。
どんなことができるのか?!を知りたい方は、ぜひ大学へお越しください。


2022年3月20日(日)オープンキャンパスでは、
体育学科は、スポーツ科学センター「INSPIRE」やトレーニング施設「TOPGUN」の見学・体験ができます。
是非ご参加ください。 <申込☞https://ipu-japan.ac.jp/opencampus/>

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(作成 体育学科 江波戸智希)