環太平洋大学スポーツ科学センターでは、体育会クラブのサポートのみならず、企業や外部のスポーツ団体とも連携し、様々な事業を展開しています。
今回ご紹介する「キレダス」(
https://backstage-baseball.com/kiredas/)は、先端にプラスチックボールがついた矢のような形状をした投球器具で、これを投げるだけで球速・回転数がアップし、ボールに「キレを出す」ことが期待されています。このキレダスの効果について、開発元である株式会社スマイルプランナー様から受託し、明石啓太助教を中心に検証が進められています。
今回の実験では、女子硬式野球部に所属する4名の学生を対象に、キレダスを用いた1回の練習が投球動作、球速および回転数にどのような影響を及ぼすかが検証されました。この日は、キレダスの開発者でもある津口様(株式会社スマイルプランナー)も来学され、学生たちに直々に使用方法をレクチャー、自分の投球動作を改善できるチャンスとあって、学生たちも高いモチベーションでこの実験に挑みました。
実験の結果、4名中3名の学生が球速をアップさせ、うち1名は時速6キロもアップさせていました。また、球の「キレ」を決める要素の一つである回転数は全員がアップさせました。今回は1回の練習による効果が検証されましたが、今後は長期間の練習による効果も検証される予定です。続報にご期待下さい。