6月30日(水)に「第6回IPUスポーツ科学センターウェブセミナー」を開催しました。このセミナーは、アスレティックトレーナー育成プロジェクトの一環として行われたもので、講師には、サッカー元日本代表MF中村俊輔の専属トレーナーで、関東リーグ・ブリオベッカ浦安のチーフトレーナーも務めている新盛淳司氏(芝浦田町スポーツ整骨院・はり治療院院長:柔道整復師・鍼灸師)をお招きしました。
講演テーマは「市場価値あるトレーナーになる為にやってきた事 ~ハムストリングス肉離れのトレーナーとしての介入~」で、学生、一般参加者を合わせて約115名の方にご参加いただきました。
価値あるトレーナーになるために、学生の内にやるべきことやトレーナーとしての行動、そしてハムストリングス肉離れの評価方法としてのエコー(超音波)の活用法などを詳しくご講演いただきました。約50分のご講演の後の質疑応答が約90分に及ぶ異例のセミナーとなりましたが、夜遅くまで学生の質問に対してご丁寧にこたえていただきました。
<参加者の声>
”肉離れについて理解できた。再発の20%について自分も考えてみたい。そしてエコーが判断において重要なものだということがわかり、エコーについて自分はまだ内容が深掘りできていないので今後役に立てたらいいなと思う。この時間、とても内容の濃いものになった。”
”価値あるトレーナーに関してのお話が聞けて個人的に良かったです。大学で習ったことを何度もシミュレーションをすることが大事だということが今回の講話で行ってみようと思いました。これからの学生トレーナー生活にしっかり落とし込めていけたらいいなと思いました。”
”これまでにもトレーナーについてのことは何回か話を聞いたことがありましたが、今回の講話は本当の業務の内容を聞けたり、トレーナーとして実際の現場に立った際に何が必要となってくるのかが改めて理解できたと思います。ですが、まだまだ本格的な内容になった際に内容についていけない所も見つけれたので、これから勉強していき知識をつけていきたいです。今回の講話は、将来トレーナーという職を目指している私にとってとても良い講話になったと思いました。”
”自分は、SCを目指していますが。怪我の予防に関しては知っておかないといけないので、ためになったと思う。今は解剖学をしっかり学んだうえで、今回の授業を見返してみたいと思いました。競技によって怪我の仕方が変わってくると思うので、現場で経験を積んでいくしかないのかなって思いました。”
”全体的に、自分はまだまだ勉強が必要だなと思いました。早くプレーをしたい選手との接し方など、とても難しいなと感じました。我慢して、プレーして再発した時に、さらに時間がかかってしまうという、というのを伝えるのはとても僕も大事だなと思いました。今後もトレーナーについて勉強していこうと思います。”
”エコーによる評価が広がって、復帰基準など定量化できれば肉離れ再発の予防に大きく繋がるのではないかと感じました。将来柔道整復師として活動する中でエコーでの評価は非常に重要となると思うので学生のうちに積極的に使用していきたいと感じました。”
次回は、8月30日(月)15時より、一般の方から芸能人まで、様々な対象のパーソナルトレーナーをされている株式会社フィジカルラボの金子聡氏(講師記事例(
https://physical-lab-ginza.com/schedule/media/))をお呼びして「一般の方を対象とした体つくり(健康増進やケガ・痛みの予防) ~評価とトレーニング~」というタイトルでお話をいただきます。
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2021年度IPUスポーツ科学センター・ウェブセミナーについて◆
※ 本セミナーは岡山県スポーツ協会様にご後援頂き開催されました。