お知らせ

2021.07.16 人材育成

授業紹介「教育心理学C」担当:佐々木史之

環太平洋大学体育学部で開講されている「教育心理学」(授業担当者:佐々木史之)では、教育に関する様々な事象について心理学的に捉え、教育の効果を高めるために必要な知識を学ぶ、教員免許を取得する上で必須の科目となっています。

体育学科では2クラスを開講しており、現在、113名、130名、計243名が受講しています。
本授業では、対面とオンラインによるブレンド型の授業を展開しています。

オンライン授業では、まず、事前課題に取り組んでもらいます。
次に、授業当日、提出された各自の課題をWeb上で全員が閲覧し、授業時間に他者の課題内容に対して感じたこと、意見等をコメントしてもらいます。そして、そのコメントにまたコメントをし合う形で意見交換を行っています。

対面授業では、まず、授業前半に講義を行います。
次にその授業内容に関する課題についてグループワークを行います。Web上の共有スライドにグループ毎に入力してもらい、討論した内容をスクリーンに映し、発表してもらいます。また、本日の授業で学んだことを事後課題として個別に提出してもらっています。また、オンライン、対面、どちらの授業も最後に授業の振り返り、小テストを行い、その日のまとめができるようにしています。

第12回授業では『特別支援教育』について対面で行いました。
学生たちは、発達障害の症状や対応について講義を受けた後、自分が教師の立場でどのような授業をデザインしたらよいか具体的に考えてもらう課題に取り組みました。
さまざまなアイディアを共有することによって新たな気づきにつながることをねらいとして実施しています。
また、グループ討論によって、主体性を引き出し、人の前で発表する経験を積み、コミュニケーション能力の向上につなげることや、パソコンを用いてデジタルトランスフォーメーションに強くなることも視野に入れています。

授業展開がうまくいかないこともありますが、「実際に役立つ授業とは?」を常に考え、学生からの意見も聞きながら授業を行っています。

高校生の皆さん、大学では専門的知識を修得するとともに、自分の資質を向上させるために、大きく学ぶことができます。
その一助となる授業ができるように私も日々精進していきたいと思います。本学で皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。