環太平洋大学体育学部体育学科で開講されている「発育と発達」授業担当者:浅野幹也)では、
幼少年期における身体の形態や機能が変容していく発育と発達と運動発達についての基礎的知識を習得することを目的とします。
運動発達については、「走・投・跳」を主たる動作として取り上げていきます。
特に投動作については、先に研究されたエビデンスと最近においてインスパイアで実施した実験の結果とを融合しながらデータを提示し、「現代における子どもたちの著しく欠如してしまった投能力を取り戻すにはどうしたら良いのか?」を学生と共に考える授業展開をしています。
そのためか、学生からは「授業内容が面白い」との好評を得ています。
また、本講義は、(公財)日本スポーツ協会公認『ジュニア・スポーツ指導員』資格取得のための必修科目に位置づけられています。
「科学を知った現場の指導者の育成」を念頭に入れ授業の内容を組み立てています。
子どもは大人のミニチュアでは決してなく、子どもには特有の性質があります。
また、身体の形態や機能の発育に見合った運動体力と運動コントロール能力の発達が重要となってきます。
そして、その運動コントロール能力は、“遊び”を通じて育んでいくことが肝要であると授業を通じてよく学んで欲しいと考えています。