体育学科の「教育実習事前・事後指導」「教育実習」(授業担当者:平田佳弘、斎藤祐一、白石 翔、他)について紹介します。
「事前指導」では、学習指導案の作成と修正、そして学生を生徒に見立てた模擬授業(授業の「導入」部分を中心)を繰り返し実施しながら、実際の教育現場に耐えうる基礎的能力を身に付けます。
実際の学校で実施する「教育実習」では、協力して頂く各学校へ行き、先生方、生徒を前にしての挨拶が最初の仕事となるでしょう。そして、授業観察や実際の生徒に対する実習授業等を経験させて頂きます。
本年度、協力して頂いた広島県立加計高等学校では、担当の森先生のご協力により実習生の行う研究授業をzoomを介してリアルタイムで他の履修生と共に視聴させて頂くことが実現しました。
臨場感のある実際の授業を視聴させて頂けたことは履修生にとっても貴重な経験となり、後に実施した協議会も大いに盛り上がりました。
「より良い教師教育をみんなでゆるやかに繋がって支える」という実践の一つであったように思います。
「事後指導」では、「教育実習」で学んだことをブレインストーミング&KJ法で整理していきます。それぞれの経験を共有することで、改めて教育活動が一人の先生によってのみ行われてきたのではなく、多くの人が関わっていたこと等、教育に関する視野を更に広げます。また、より良い教師を目指すという目的のもと学んだ経験を言葉し共有するという活動の面白さや大切さを実感を伴って学ぶ様子がありました。
何人か履修生が感想で述べていたように良い教師を目指して残りの大学での学びを更に豊かなものにしてほしいと思います。
(文責:白石 翔)