お知らせ

2021.08.20 人材育成

授業紹介「陸上Ⅰ」~より速く走る、より高く跳ぶ為には?~ 担当:品田直宏

陸上Ⅰ(授業担当:品田直宏)についてご紹介させていただきます。

今年度の陸上Ⅰの授業では、走高跳・ハードル走を実施しました。陸上Ⅰは保健体育の教員免許状取得の為の必須科目となっています。
走高跳・ハードル走の2種目は教員採用試験の実技試験でも実施されることの多い種目となっており、
オンライン授業で各種目の歴史や種目構造、指導方法や指導上の注意点についての理解を深めてから、実技に臨みました。

本講義では単位取得の為に記録の基準を設けておりますが、
「記録をクリアすれば良い」のではなく、「教えられるようになる」ことを授業の目的としています。
履修者は多くが1年生ですが、早ければ2年後の3年生になると教育実習が始まり、自身が教える側として生徒の前に立つことになります。
運動が苦手な子、できない子の立場に立ち、どうすれば高く跳べるようになるのか、速く走ることができるのか、そのポイントを理解し体現することで、初めて「教えられるようになる」のだと思います。

走高跳では『助走の歩数を固定すること』、
ハードル走でも『スタートから1台目までのアプローチ区間の歩数を固定すること』をポイントとして設定しました。
最初は上手くいきませんが、一本一本ポイントを意識してトライすることで、コツを掴み記録を向上させることができます。授業後半になると学生同士でアドバイスをし合う光景も見られるようになります。
『できないことができるようになっていく過程を楽しむ』、そんなことを授業の中で伝えています。