日本代表のスポーツアナリストにお話を聞くと、自分の専門種目ではないアナリストもみられます。
つまり、スポーツアナリストには、どの競技でもサポートできる能力が求められています。
そこで後期は、テーマを「自分の専門競技ではない種目も分析しよう!」とし、
異なる種目でグループを作り、体育会各部を測定しして、分析・発表を行いました。
≪受講学生の感想(抜粋)≫
・全国レベルの練習を見れ、刺激を受けた。バスケットボールのスタッツを見たことがなく、初めて他競技のスコアブックや
スプライザ(分析ソフト)を見て野球系のとるデータは膨大で処理が大変だと思った。
・ソフトボールとは少し違う野球をみて、ソフトボールでは小技や間を抜くバッティング、長打のパターン化されているが、野球の試合をみていると、パターンが少なかった。場面に応じたバッティングをするために、一人一人の個性やタイプに応じたバッティングを行うべきだと感じた。
・次回は、女子柔道の分析を行うが、スプライザの使用ができるようなので、予め選手のデータを把握したうえで、今回の課題である個々の分析に取り掛かれたらと思う。また、柔道では組み手はもちろん、相手の癖等、様々な観点からの分析が求められる為、柔道部の学生とともに分析を行いたいと思う。
今回の実践により、今までの自分の専門種目の見方だけでなく、異なる視点から学習できたと感想が多くありました。
チームの状況や対戦相手は日々変わっていきます。
その中で勝利を目指すためには、スポーツアナリスト(サポートスタッフ)の分析能力や視点が重要になります。
この経験が、自分の専門種目へ活かせる新たな視点になっていくはずです。