「予防とコンディショニングⅠ」の授業についてご紹介します.
本授業は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの受験に必要な科目であり,今年度は体育学科,健康科学科の2年生を中心に70名程度の学生が受講しました.
コンディショニングとは,「競技者が体力を調整または高めるために行うすべての取り組み」のことをいい,
この知識や技能の習得は競技者をサポートするアスレティックトレーナーにとって重要なものとなります.
本授業では,講義,演習を通じて様々なコンディショニングに関する理論や実践を学びます.
具体的には,傷害予防のためのテーピングやストレッチングの方法,パワーや持久力など様々な体力要素を測定するテストなど,実践を通じて学習します.
コンディショニングの方法として頻繁に用いられるテーピングも,ただ教科書通りの方法で巻くだけでは十分な効果が望めないことが多くあります.そのため,1年生の時に学んだ「運動器の解剖と機能」の知識を活かし,関節がどう動くか?靭帯や筋がどこにあるかなど身体のしくみを確認しながら巻くことでより効果的な方法を模索します.
座学の内容が実践において大いに活かされることを実感できる授業です.