後期集中講義である雪上スポーツ実習は,今年度新たな取り組みとして実習地を長野県山ノ内町にある志賀高原スキー場に移して実施しました.
実習前から厳重にコロナウイルス感染予防対策を施し,事前にPCR検査による陰性を確認した上で参加しました.
移動時や宿舎内では行動に制限を設けざるを得ませんでしたが,久しぶりの宿泊を伴う団体行動ということもあり,学生も教員も緊張と興奮の中実習がはじまりました.
初日は,はじめてスキーを履く学生もいましたが,早い段階でリフトに乗れるようになりました.
2日目以降はエリア内の様々なゲレンデ・コースに挑戦し,最終日には上級コースも安全に滑ることができるまでに上達しました.
本学の雪上スポーツ実習では,SAJバッヂテスト2級以上を取得している教員が指導を担っています.
普段から学内で接している教員とコミュニケーションを密に取りながら実習が進むおかげで上達のスピードがとても速いと感じます.
学生達は,普段とは異なる環境下で,この実習の目的のひとつである「新たなことに挑戦する」ことを楽しんでいるようでした.自分自身のスキー技術の上達を実感し喜んでいる様子が随所に見られました.
ゲレンデには1998年長野オリンピックのアルペンスキー競技で使用されたコースもあり,またちょうど北京オリンピックが開催されており,スキー技術以外にもウインタースポーツの歴史などについて学ぶことができました.
宿舎の全面的な協力もあり,参加者は最高の雪質・ロケーションの中で最後まで安全・安心に3.5日間の実習を成し遂げることができました.ありがとうございました.
参加者は今後も新しいことなどにも積極的に挑戦していって欲しいと思います.そして生涯スキーを楽しんで欲しいと思います.
(体育学科講師 石村和博・佐々木史之)