「データ分析の力で明治神宮への後押しを」髙橋諒さん(明石ゼミ3年生)
今、この瞬間も頑張っているホットな学生をお伝えする企画
IPU Students in The Spotlight Now !!
この企画では体育学科の現役学生において
部活・ボランティア活動など様々な分野において活躍・貢献している学生や
教員・公務員・企業など将来の目標に向かって頑張っている学生を紹介していきます。
今回紹介するのは体育学科3年生、髙橋諒さん(明石ゼミ)です。
髙橋さんは、男子硬式野球部のアナリスト兼マネージャーとして、今年度の明治神宮大会出場に貢献しました。
Q IPUに入学して特に頑張ったことを教えてください。
A 男子硬式野球部のアナリストとして対戦相手の戦術分析や定期的な体力測定などを行ってきました。
※IPU体育会の情報はこちら:https://ipu-japan.ac.jp/athletic/
Q アナリストになったきっかけを教えてください。
A はじめは学生コーチとして入部し、練習のサポートなどを日々行っていました。
IPU野球部では先輩方がアナリストとしての活動を代々担当してきたことを知り、途中からアナリストに転向しました。
Q アナリストはどんな活動を行うのですか?
A 対戦相手の過去のゲーム映像からピッチングやバッティングの傾向を分析します。なので、大前提になるのは映像を入手することです。
実際に試合会場に出向いて撮影することが主な入手手段ですが、遠方のチームと戦うときは他チームのアナリストから譲ってもらったり、
場合によってはテレビ中継の映像を使ったりします。
入手した映像を見ながら専用アプリに情報を入力します。入力できる情報は投手の球種やコース、打者の打球方向、
注目シーンのタグ付けなど多岐にわたります。
入力が終了すればグラフや表にまとめられたデータをアプリで見ることができます。
IPU野球部では選手主体で試合に向けたミーティングを行うので、その際にデータを示しながら戦術の決定・共有を行います。
データを誰でもわかる形で可視化することが重要な仕事だと考えています。
Q アナリスト活動の魅力を教えてください。
A とにかく試合をたくさん見てデータ入力を行うので作業中はしんどいと感じることばかりです。
しかし、入力を終えたデータを見ると、試合を見るだけでは気づかなかった発見があり、やってよかったと思えます。
Q これまでに会心の仕事はありますか?
A 中国大学リーグでライバル校との対戦時に分析から導き出した戦術がはまって勝利した時です。
何度も対戦している相手の場合、データもたくさん蓄積されるので、アナリストとして腕の見せどころだと思います。
また、神宮大会初戦で相手バッターの傾向をつかんだ結果、継投によるノーヒットノーランを達成したことも会心の仕事でした。
※明治神宮大会1回戦についての記事はこちら:https://ipu-japan.ac.jp/athletic/club/baseball/news/13118/
Q IPUにきてよかったことはありますか?
A 高校野球では全国大会とまったく縁がありませんでしたが、IPUで全国大会に2度も行けたことです。
また、都市部を中心に野球のアナリストが在籍する大学は増えてきていますが、地方大学でそれを経験できたことも良かった点です。
Q 受けてよかった授業はありますか?
A スポーツアナリティクス実習です。
各部でアナリストをしている学生が主に受講している授業で、野球以外の競技でどんな分析をしているか知ることができました。
また、分析アプリを開発しているメーカーの方からレクチャーを受ける機会もあり、
そこからアナリストとしてのインターンを経験するきっかけにもなりました。
※授業紹介はこちら:https://iss-ipu.jp/cgi/web/index.cgi?c=information-2&pk=326
Q 卒業後の希望進路を教えてください。
A これまでの経験を活かしてアナリストとして就職することを視野に入れています。
しかし、アナリストとして学んだ最も大きなものは自分のできることでチームに貢献することの重要性であり、
アナリストに限らず、自分の力で社会に貢献できるような仕事をしたいと考えています。