先月末の講演にひき続き、7月19日(水)にトレーニング指導者(S&C)育成プロジェクトの一環として、「第17回IPUスポーツ科学センターウェブセミナー」を開催しました。
今回は、ラグビー日本代表選手からも定評のある奥野氏をお招きし、講演していただきました。
ラグビーによるS&Cコーチの業務と「Digital to Analog」というテーマで、奥野氏所属のラグビーチームでの実際の例や海外の論文データを元に、スポーツ現場で使われるデータについての講演でした。
スポーツを科学や数字で分析して勝利に導く方向性が浸透してきている一方で、数字だけ見過ぎてしまうことや選手への理解度などの弱点もあるという点から、どうデータを扱っていけばいいのかを詳細にお話ししていただきました。
学生、一般の参加者を含め、70名程度の方に参加していただきました。
プロスポーツで実際に使われていることを共有していただいたため、難しい内容ではありましたが、学生や一般の参加者からも質問があり、講演後も奥野氏にたくさんの質問に答えていただきました。
<参加者の声>
”日々の細かなデータを客観的に記録することで小さな変化にも気づくことができ、
そのようなデータを選手とコーチなどとコミュニケーションを取って共有していくことが大切であると知ることが出来ました。"
"S&Cコーチの仕事や意識していること等を聞き、とても勉強になりました。
私はATになりたいと考えているのですが、ATとしても大切なことをおっしゃっていたと思うので、参考にしていきたいです。"
"トレーナーという役割がトップクラスの選手のケアやトレーニングメニューだけでなく、
一人ひとりのフィジカルや欠点での情報をエクセルに入力するなどの作業をおこなっているということを知り、自分でもこれらのことを参考に活動していきたいです。”
”昔から数値を記録して反省に生かすことや課題解決に生かすようにしていたが、今回の講演を聞いてより専門的に数値を生かしていきたいと思いました。”
2023年度のウェブセミナーは計4回の開催になります。
ぜひ、残り2回ご参加ください。
https://iss-ipu.jp/cgi/web/index.cgi?c=information-2&pk=260