【サイエンスカフェ】天野客員教授による「スポーツと認知能力」に関するご講演と公開オンデマンド講座のお知らせ
スポーツ科学センター公開講座『サイエンスカフェ』において、
7月24日(月)「スポーツと認知能力 〜高齢者・子どもと認知能力〜」
天野勝弘先生(スポーツ科学センター客員教授、株式会社スポーツシンギュラリティ研究所代表取締役)のご講演が行われました。
この講演には、IPU生、教員の参加と一般の参加者を含め、23名の方に参加していただきました。
認知能力とは、「注意・言語・計算・遂行・判断・思考・理解・学習などの知的な能力」を意味し、スポーツにおいても競技力向上に繋がる重要な能力です。
スポーツにおける認知能力の必要性や認知能力の向上ついて、発育発達・学習・加齢の視点から話されました。
特にスポーツにおいては、選手の動きや位置など、複数の情報があります。この情報を組み合わせたり、新しいアイディアを作り出すためには、注意力が重要です。
不必要な情報には目を向けず、真の情報を取り出すことを、選択的注意力といい、この能力が高い選手が、パフォーマンス能力が高いと考えられます。
体力や技術・メンタルが高い選手なのにパフォーマンスが発揮できない選手は、脳の認知機能が低い可能性があるとのことでした。
その認知能力を鍛える方法の1つとして、多物体追跡システムの紹介がありました。
この方法は欧米において一流選手だけでなく、軍隊(パイロット)・警察などに取り入れられているそうです。
スポーツ科学センターにも、動体視力や判断力が測定できる「スプリュームビジョン」が既に設置されており、
今後は日本版多物体追跡システム「MOT(モート)」を導入する予定があり、認知能力の向上についての研究が進むと考えられます。
今後の研究成果を楽しみにしておいてください!
また、今回のご講演動画を公開オンデマンド講座として、どなたでもご視聴いただけます。
下記フォームよりお申し込みください!
< 公開オンデマンド講座 ~申込フォーム~ >
https://forms.gle/E53pPVa9jTMeorTm6
▼申込期間:9月4日(月)~26日(火)23:59まで
▼オンデマンド配信期間:9月4日(月)~27日(水)まで
▼料金:無料
※お問い合わせ:東千尋(環太平洋大学)c.azuma@ipu-japan.ac.jp